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中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100728/CK2010072802000002.html
生ごみの減量化を目指し、鯖江市河和田地区のNPO法人が市の支援を受けて同地区で取り組んでいた生ごみの家庭回収・堆肥(たいひ)化事業は今月、事業継続を断念。拠点だった市の堆肥化施設も取り壊された。市民提案で2009年度に始まった循環型社会のモデル事業だったが、ハエや悪臭など施設周辺の衛生問題に対応しきれない課題を浮き彫りにした。
事業はNPO法人「かわだ夢グリーン」が考案した。回収員が各家庭から収集した生ごみを施設に運び込み、約3カ月掛けて堆肥化する。08年9月から3カ月試行した上で09年度から本格的にスタート。市の委託を受けて回収員を雇い、地区の家庭約60戸、市内の小学校6校や保育所・幼稚園12カ所を対象に、昨年7月から着手した。
ところが昨年11月に入り、施設内にハエが大量発生し、悪臭が漂うなどして周辺住民の苦情が相次ぐようになった。NPO法人側は先進地を視察するなどして対策を検討したが、施設移転を求める住民の声が根強いことなどから今年3月に事業を停止。移転先を探し、候補地の各集落とも交渉したが、同意は得られなかった。
NPO法人によると、昨年7月から3月までに19・6トンの生ごみを収集、4・3トンの堆肥化に成功した。駒本長信理事長は「協力してくれた住民の中には事業再開を求める声は多いが、住宅地が近い環境で事業を継続するには設備が不十分。衛生対策と住民の同意をどう得るかも課題。市民活動としての限界も感じる」と話している。
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